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企業倒産・銀行倒産の背景

企業が倒産するとき、銀行が倒産するとき、その背後で何が起こっているのだろうか?
おおよそ次のような出来事が起こっている。
 
  
FDIC(連邦預金保険公社)は、参加銀行からいくばくかの基金を出し合い、保険の対象となって
いる預金の払い戻しを保証することになっている。倒産する銀行に代わって支払いを行うわけだ。
この方法で銀行が救済されると、経営陣は解雇されて、残った事業は他の銀行に吸収される。
 
株価は急落するが、影響を被るのは小株主だけだ。
事業をコントロールし、経営に参加している大株主は、はるか以前に破局の到来を予測できるため
株価の高い間にほとんどの株を処分できる。
 
具体的に見てみよう。
 
大銀行の幹部は倒産しそうな企業に、融資の条件として取締役に就任し、経営権を握っていく。
そのため内部情報に通じることになり、大衆が知るずっと以前に、株価に影響する情報を知ること
ができる。企業が経営危機に際しても、多額の融資を行い、株式の配当を支払うことで、儲かって
いるように見せかけることができる。
 
 
つまり銀行家は
 
1.本来、紙くず同然の株式の配当を受け取り、
2.融資した資金の金利を受け取り、
3.配当を受け取った後に、高値で株を売り抜けることができる
(4.さらに再建のメドがたつようなら、暴落しきった株式を他者に先んじて買い集めることができる)
 
 
会社が倒産し、財務状態が整理されるとき、まず債権者が弁済を受け、株主は最後になる。
大株主としての銀行家は、だから株価の高いうちに持ち株を処分するわけだ。経営権を握っている
銀行家は、会社の資産を自分たちの支配する別の会社に安く売り渡した後、債務だらけの会社を
残った株主か、連邦政府(納税者)に押し付ける。
 
小さな銀行は救済されずに倒産させられる。これは、裏を返せば、大銀行の競争力を強化すること
になっている。
 
救済措置の影に へつづく

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