| 初代国務長官、第2代副大統領、第3代大統領を歴任したトマス・ジェファーソンは、終始一貫して |
| 紙幣に反対していた。 |
| ここでは、紙幣にたいするジェファーソンの考え方をみてみよう。 |
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| 以下、参考文献(P409−412)より抜粋 |
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| −ヨーロッパのすべての国があらゆる力づくの道、愚考の道をたどって、同じことを無益に追求 |
| しようと試みては失敗してきたというのに、それでもまだわれわれは手練手管を弄して銀行と |
| いう夢を見ることを、無からマネーを創出することを、そして大戦争の戦費をまかなえるほど大量 |
| のマネーを入手することを期待しているのだろうか。 |
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| 銀行に紙幣発行を許した代償は、アメリカの戦争税の半分を占める。言い換えれば戦費は倍 |
| になったわけだ。 |
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| そして銀行制度乱用という危機がやってくる。銀行は自らに死刑を宣言した。200万ドルから |
| 300万ドル相当分の銀行の約束手形は人々の手にあり、引き換えに商品や実物資産が売ら |
| れ、それから彼ら(銀行)は、約束手形の支払いをしないと宣言する。……紙切れは現金(金) |
| だと信じたからこそ受け取られた。こうして軽信の目が開かれ、強欲と詐欺に翻弄される紙幣 |
| という危険な仲介手段に身を委ねた狂気が醒めるという場面が展開している。 |
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| ドルを借り入れるなら、年間の利払いと一定期間内の元金支払いに相当する額を税として徴収 |
| するのが賢明な支配者である。……わたしたちは子孫に債務のつけを遺せると考えてはならな |
| いし、倫理的にも借金の返済は自分ですべきものである。……世界は生者のものであって、死 |
| 者のものではない。……わたしたちは各世代それぞれが権利を有し……義務を負う一つの国で |
| あると考えるべきであって、次世代以降に負担を残してはならない。…… |
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| 恒久的な債務という現代の理論は大地を血に染め、増大しつづける負担で住民を押しつぶした。 |
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| わたしはつねに銀行の敵だった。現金を割り引く銀行(ほんもののマネーを貸して利子を取る |
| 銀行)ではなく、自分のところの銀行券を流通させて、わたしたちの現金を消滅させる銀行の |
| ほうだ。 |
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| これらの銀行に対してあからさまに強い反感を示してきたから、アメリカの銀行関係者はわたし |
| が猛り狂っていると嘲っている。インチキな手口で民衆から生命力のない利益をもぎとる銀行族 |
| どもだ。 |
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| ……個人を破滅させて国を救った独立戦争時の古い紙幣のために祭壇をつくり、そこで現在と |
| 未来のあらゆる銀行営業認可書と銀行券を焼き捨てるべきじゃないかね? どちらも国と個人 |
| の両方を滅ぼすからだよ。そんなことをさせてはならん。銀行に対する熱狂は強烈だ。その錯覚 |
| と腐敗によって、素人も玄人も個人も含め政府関係者全員を幻惑している。− |
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| トマス・ジェファーソン |
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| 金融史からみた南北戦争 その1 へつづく |